現代アートって、難しく考えがちですよね。でも本当は、自分の感性のままに「これ好き!」「これは不思議!」と自由に楽しんでいいもの。
先日、娘たちと一緒に森美術館で開催中の「六本木クロッシング展」へ行ってきました。
私と子どもたち、それぞれ食いつくポイントが全然違って、その「違い」を話す時間が何より贅沢な体験でした。今回は、子連れで行ってみたリアルな感想をお届けします。
六本木クロッシング展は「少し大きめの子」向け?
今回の展示は、「触るのはNG」という作品が多め。 なんでも触ってみたくなっちゃう乳幼児さんよりは、少し落ち着いて鑑賞できる年齢(小学生〜)向けかな?という印象でした。我が家も未就学児の次女よりも小学生の長女の方が楽しめていました。
「アートは赴くままに楽しむもの」
そんなスタンスで、娘たちの反応を見守りながら歩いてみました。
工作好きの姉妹が釘付け!段ボールの六本木駅
まず、2人の目に留まったのが六本木駅の出口を段ボールなどで再現した作品。 普段から工作が大好きな娘たちは、その再現度の高さに興味津々です。

「自転車のタイヤがカクカクしてる!これじゃ走りづらそう(笑)」
なんて、子どもならではの鋭い(?)ツッコミも。大人が見過ごしてしまうような細かいディテールを面白がる姿に、ハッとさせられました。
幻想的な「水中の月」に目が釘付け

多くの方がお目当てにされているであろう作品「水中の月」。 シャボン玉がパチンと割れて、中から霧が出てくる様子を、娘たちはひたすらじーっと眺めていました。
触れることはできないけれど、ふわふわと動くシャボン玉の不思議な動き。 言葉はなくても、その瞳からは「なんで?」「すごい!」という好奇心が溢れ出していました。
姉妹で大盛り上がり!宮田明日鹿さんのテキスタイル
今回、我が家の娘たちが一番ハマったのは、宮田明日鹿さん手芸部の展示です。

壁一面に飾られた可愛い手芸作品の数々に、女の子らしくテンションアップ! 「私はこれがいい!」「こっちはどう?」と、お気に入りを見つけ合って盛り上がっていました。
特に、猫のモチーフがあしらわれたニット作品が本当に可愛くて、次女は一目惚れ!
じーっと見つめていたかと思ったら、キラキラした目でこう言われました。
「これ可愛い!私、これ着たい!」
……いや、お母さんもね、本当に可愛いと思う。 でもね。
「ごめんね、お母さんは編み物は出来ない人なんだ……!」
正直、あの猫ニットがミュージアムショップで売っていたら、その場で即買いしていたと思います(笑)。
それくらい、親子の心をギュッと掴む魅力的な作品でした。現代アートは「見るもの」ですが、子どもにとっては「身にまといたい」と思うほど、生活の延長線上にあるトキメキだったようです。
長女がハマった「ありうる人生達のゲーム」長女がハマった「ありうる人生達のゲーム」
小学生の長女は、日本に実在しそうな「誰か」の一生を選択していくゲームに没頭。 少し待ち時間が必要な人気の展示でしたが、いざやってみると妙にハマる内容で、真剣な表情で人生を選び取っていました。
次女は「ラーニング・ルーム」へ
一方で、未就学児の次女は早々に外へ(笑)。 会場にあるラーニング・ルームへ移動して、工作を楽しみました。
- 画用紙
- クーピー
- のり
- セロハンテープ
などがしっかり揃っていて、子どもがアウトプットできる場所があるのは、親としても本当にありがたいし安心できますよね。
アートが「心の糧」になる日
今回は、何かものすごく大きな感動を言葉にしていたわけではありません。 でも、家に帰ってからも「あの作品が良かったよね」とそれぞれが気に入った展示の話をしていました。
親が「こう感じてほしい」と押し付けるのではなく、子どもが自分の物差しでアートを切り取る。
その経験が、いつか彼女たちの感性の糧になってくれたらいいな、と感じた一日でした。
子連れ美術館、大変なこともありますが、ラーニング・ルームのようなスペースを賢く使いながら、ぜひ親子で「対話」を楽しんでみてくださいね!


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